社会的サービス
訪問看護、訪問リハビリ
訪問看護についてですが、頸髄損傷の方は介護保険でも総合支援法でもなく、必ず医療保険での対応になります。訪問看護の回数ですが、頸髄損傷の方は医師による特別訪問看護指示書があれば、週に4回以上で複数回の利用が可能です。胸髄・腰髄損傷の方は一般に週に3回までですが、留置カテーテルによる排尿管理をしている方は、週に4回以上の利用が可能です。
制度上で利用が可能であることと、実際に利用できるというのは別です。詳細は訪問看護ステーションにお問い合わせください。
なお訪問看護は、看護師による訪問看護だけでなく、理学療法士や作業療法士によるリハビリテーションを受けることも可能です。変な感じがするかもしれませんが、訪問看護ステーションからの訪問が看護師かセラピストかということで考えてください。
頸髄損傷の在宅生活に良くあるパターンですが、訪問看護ステーションからの訪問を週に5回として、3日を看護師による排便対処、残り2日をセラピストによるリハビリテーションという手法です。
訪問看護ステーションから、1日に複数回訪問すると、単価が下がるのでステーションは嫌がるので、1回にしたいようです。 医療保険による訪問看護の時間数ですが30分以上、90分未満になっています。
たまに、訪問看護ステーションが30分しか提供できないということを言うステーションがありますが、支援のために必要な時間が30分以上かかるのに、30分でしかサービス提供をしないというのは、理解に苦しみます。 近年は訪問看護ステーションが増加して選択できるようになってきましたので、相談員に言われるがままのステーションにサービスを依頼するのではなく、自分で選ぶことが重要です。
(2016.1現在)