当事者活動
当事者活動について
ここで言う当事者活動とは、自分たちでグループを作り、様々な活動をすることです。その理念や目的や活動内容について問いません。
脊髄損傷、頚髄損傷に関係する当事者団体としては、頚髄損傷連絡会、脊髄損傷連合会、はがき通信、せきずい基金などがあります。
個人的な考えですが、やはり当事者団体に関わらず、スポーツや文化、趣味でも良いのでどこかの団体や集団に属した方が良いと思います。どこかに属している人は属することの意味・意義を感じていると思います。
さらに超個人的な考えですが、社会制度に関心がある団体との関わりを持ってもらいたいです。
それは現在の社会保険制度を創造してきたのは、当事者団体の努力があったからと考えているからです。障害のある人に対する社会保障は当事者団体の社会的な活動がなければ、国はどんどん軽視していきます。自然発生的に国家が障がい者に対し社会保障を充実させようということは一切ありません。声をあげることが必要なのです。
これから自らのサービスに関わること、将来に同じ障がいを持つ人や家族や友人など、社会福祉のために、まずは当事者団体の活動を知ってもらい、皆様の置かれた立場に応じた関わりを期待しています。なお、私は頚損連の会員です。
最後に、頚髄損傷の方で充実した制度を利用しなければ地域生活が難しい方には、是非、自立生活センターとつながりを持つことをお勧めします。これは正しい情報を得るためです。こんなことを記載するには躊躇するのですが、当事者の地域生活を支援するはずの相談支援員は役人の手先ではないかというくらい、地域生活を充実させようという気概がない方が多いです。
(2016.1現在)