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住宅改修

移乗動作のためのリフター

移乗動作が困難な場合の福祉機器といえばリフターです。正式には電動リフトです。

車いすとベッド、ベッドとシャワーキャリーを主な使用方法とするなら、電動ベッドの下に固定するタイプのリフターを選択することがほとんどです。
下記のリフターが有名です。

床走行式という病院で頻繁に使用されるリフターは場所を取ること、動かすのに手間が必要ということで、自宅においては選択されることは稀です。

また、据え置きタイプのリフターや立ち上がるタイプのリフターもあります。



【天井走行リフト】
最も楽なのは天井走行リフトです。ご存知だとは思いますが、非常に高額であり、どんなに安くても200万はするでしょう。改修では300万を要することもあります。新築する方は、導線を近くて直線的にすることで少しは価格を抑えることも可能です。

自室のベッド、トイレ、浴室をレールでつなげることで、本人と介助者の移動負担は大幅に軽減します。

交通事故の被害者の方の改修をする場合は、天井走行が構造的に可能であれば、天井走行を第1選択肢となることも多いです。ただ、部屋のレイアウトが悪いとスイッチバックや回転などが必要となり、非効率になることもありますので、慎重に検討することが必要です。

なお、レールは後で変更するということは困難なため、ベッドの位置に変更がききません。また、レールの位置を臀部の位置をしっかりと合わせておかないと、吊り具を体に装着するときに面倒なことになります。
さらにほとんどの業者やセラピストは天井走行リフトに熟知していません。高額機器なので、経験のあるスタッフがいないと導入しにくいでしょう。

(2016.1現在)